俺たちの明日。

美容師をはじめて苦節20年

やっとなんとか結果という結果を出せた気がした

2022年 10月4日


念願の全国大会での“グランプリ”というタイトル

いまだに本当に実感がなくて

いろいろな方からスタッフから

「おめでとう」という言葉を聞いて

あー自分て本当に勝ったんだって思うくらい


表彰式でクリスタルを頂いたけど

名前の刻印があるからと一度返還して再度

手元まで送っていただけるみたいで

そんなこともあって

余計実感が湧いていないのかもしれないし


この先もわくことはないのかもしれない


そのくらい僕の日常は

次の日から変化があったかというと

特に大きな変化はない

それはそうだろうとも思う。

一つの大きな目標を達成することはできたけど

これが“最終“の目標ではないからだろう

次の目標に向けて

改めて

足元をしっかりと見て歩みをすすめるしかない


ただただ素直に嬉しかった

その記憶はあるくらいの表彰式だった。


みんなには自信ありましたよねとか

いけると思ってたやろとか言われますが

それは、きっと勝ったからであって負けていたら

そうはなっていなかったと思う(当たり前やけど)


正直、僕自身もちろん優勝を目指して

大会に臨んだわけだけど

絶対的な自信なんてものはいつもない。

ただ優勝することだけを目指して

練習したことは事実です。

インプレッシブアワードもブロンズもシルバーも

順に呼ばれていく中

僕はここで絶対呼ばれたくない

まだ絶対呼ばれないでくれ!と

おこがましい贅沢な願いではあるけど

ずっとそう祈ってた。


『New Femininity』という大会テーマがあり

僕が決めたサブテーマは『カウンターカルチャー』

60年代から70年代に起こった

若者を中心にした様々なムーブメントは

現代では、

もはや一つのカルチャーとして

認められいる部分も多く

それなら今現在

カウンターカルチャーと呼ばれるものがあるとするなら

LGBTQを抜きにはできなだろうと思い、

そこに大会テーマでもある

『New Femininity』

という言葉がリンクし始める

いわゆる「女性らしい」とか「男性らしい」

という定義を超えた所に

答えを見つけたくて

自分自身でも

難しいことにわざわざ飛び込んだなと・・・


というのがデザインのスタート地点です。

モチーフにしたのは

THE JAMのフロントマン・ポールウェラー

oasisのリードボーカル

リアムギャラガーの2人

活躍した年代は違うけどロックシンガーの2人。

ロックとLGBTQ

決して交わることのなさそうなキーワード

二人が活躍していた70’s と90’s

音楽もファッションも変化している20年

にてもにつかなさそうなこのキーワードたちが

どこかでリンクする場所が

必ずあるはずだと思ってデザインを考えた、

アンバランスで危なかっしくて

そんなスタイルができたらきっと面白いだろうと。

一番苦労したのは、ポイントでもある

「軽さと重さのバランス」

全部を軽くすると確かに今っぽくなるし

コンテストスタイルっぽくなります

ただただ重いだけだと

70年代のムードは出せるけど

そのままを作りたいわけでもなくて

ただ今回は「重さ」を残すことで

”新しさ”が出るんじゃないか

何かインパクトを残せるんじゃないか

と思ったけど

そのバランスが本当に難しかった

特にサイドから見た時のデザインに

めちゃくちゃ悩んだ

前下がりにするか前上がりにするか

ラインを出すか出さないか

動かすか止めるか、ウエーブかストレートか

様々なパターンを試して

やっと辿り着いたって感じでした。

苦労したというより

苦しかったという表現の方が

近いかもしれません・・・。


衣装はボックスシルエットのジャケットに

テーラードJKTしかもピークドラペルのダブル

レザーのショートパンツ

メンズにレザーのショートパンツに

サイハイブーツ

きっと

“普通“と

定義できるものがあるとするならば

選ばないスタリング、

セレクトしないアイテムばかりだと思います。


ここ最近のコレクションでは

珍しく無くなってきた

スタイリングだとは思います

ただ街を歩いている人はまだまだ少ない

それくらい攻めたスタイリングではあるけど

ちゃんとトレンド感もいれつつ

インパクトもあるスタイリングにできたかな

とは思ってる

実際には後輩に頼りっぱなしだったけどw


こんなに長々書いてしまったけど

本当に後輩には感謝しかない

いつもいじり倒してくるけど

こんな時は頼りになりまくるし相談しまくるし

最後の最後に絶対いけるって

背中を強く押してくれる

もしかしたら蹴られてるかもw


本当にありがとう


そしてこれまで

出会ってくれた人

山口県の小学校時代でも

岡山帰ってきての中高時代も

ロンドンで出会った友達たち

よく飲みにいくバーで出会えた人たちも

ゆっくりしか成長できなかった時代を

 見守り続けてくれた先輩も

うざってなる時もたまにあるけどw

 いつも一緒にいてくれる人たちも

とんでもなく生意気な後輩たちも

大好きです


これまで起きた出来事

いいことも悪いことも

しでかしたことも

嬉しかったことも


全部全部この日につながっていたんだと思う


本当に全ての出逢いと出来事に感謝です


本当にありがとうございます



なんかまとまってない気がするけど

今の思いを書きました


最後まで読んでいただき

ありがとうございます


THANKS LOVE

KIYO x




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